亡くなった方名義の不動産を調べる方法
Q.
亡くなった人の不動産について把握する方法を教えてください。
A.
まずは、亡くなった人が持っている不動産の権利証を確認します。次に固定資産税の「納税通知書」を確認することが大切です。持ち家などであれば、不動産の所持していることを相続人の方も把握していますが、山林や畑など、昨今ではあまり使用されていない不動産を所有している可能性があります。そのため、納税通知書に同封されている「課税明細書」まで確認する必要があります。
しかし、山林や畑など、固定資産の評価額の低い不動産については、そもそも課税がされず、この場合には、納税通知書が発送されないので、注意が必要です。そのような場合は、所有する不動産を管轄する役場の資産税課で「名寄台帳」を取得することにより、その管轄区域内の不動産を確認することができます。そのため、鹿児島市役所で取得できる「名寄台帳」には、鹿児島市にある不動産しか記載されておらず、姶良市に不動産があれば、姶良市で「名寄台帳」を取得する必要があります。
お亡くなりになった方について把握していない不動産がある場合は、「権利証」、「納税通知書」、「名寄台帳」を活用し、不動産を特定することが大切です。